地震や津波、火災の体験を思い出し、いいようのない恐怖感や不安を感じたり、無力な自分を責めてしまったり、自分が生き残ったことを悔いたり、その時と同じ気持ちがよみがえる(追体験又は、フラッシュバック)ということがありますか?
もしくは、何も感じられなくなった自分がいますか?
被災体験自体に対する回避傾向がありますか?
精神的に不安定で、ほんのわずかな物音や周囲の言動にいらだったり、不眠にお悩みですか?
このような気持ちを苦痛に感じたり、生活に支障がでているような状態のことを時には、心的外傷後ストレス障害、またはPTSD(Post-traumatic stress disorder)とよんでいます。
アメリカ、ユタ州の大学の心理学者ルアン・シェアベック=へルムズ博士は、自分の気持ちを素直に受け止め、自分とは違った他人の言動や行動も受け止めてほしい、と述べています。
このような災害の後に、正しい考え方、間違った感じ方はない、とも言われました。
シェアベック=へルムズ博士は、そういう気持ちを理解してくれる人と話すことによって、ストレスも解消に向かうので、
優しく思いやって聞いてくれる家族や友だちと話すことをすすめられました。
専門機関でのメンタルケア、こころのサポートを受けられることもおすすめします。

 

[相談電話参考リスト]

フリーダイヤルのものと有料なものがあります。

岩手県精神保健福祉センター 災害時ストレス健康相談

東北地方太平洋沖地震によるストレス健康相談窓口
電話 019-629-9617
9:00−17:00 土・日・祝日も受付

宮城県精神保健福祉センター こころの健康相談電話(ホットライン)

眠れない、イライラする、誰とも話す気になれない、不安が強い、あの時の光景が繰り返し浮かぶ、身体の調子が悪い、という症状のある方、心の手当をしてみませんか?
電話 
0229-23-3703
6:00−9:00 平日並びに土日祝日も対応
電話 0229-23-0302
9:00−17:00 平日並びに土日祝日も対応
電話 0229-23-3703
17:00−02:00 平日並びに土日祝日も対応

福島県精神保健福祉センター こころの健康相談電話

電話 0570-064-556 024-535-5560
9:00−17:00 平日(休祝日を除く)

いわてココライン

岩手自殺防止センター
ボランティア団体
電話 0120-334-964
20:00−23:00 毎週火曜日

盛岡いのちの電話

悩み、苦しさを受け止める電話
ボランティア団体
電話 019-654-7575
12:00−21:00 平日(日曜日は18時まで)

仙台市精神保健福祉総合センター 被災者の心のケア電話相談

落ち着かない、不安だ、無気力だ、体調が整わない、という方に、精神保健福祉士や臨床心理士ら専門家が対応します。
電話 022−265−2229 「はあとライン」
10:00−12:00、13:00−16:00 平日対応
(土日祝祭日休み)
金曜午前は精神科医師による精神医学相談を実施
電話 022−217−2279 「ナイトライン」
18:00−22:00 年中無休

仙台いのちの電話

不安や孤独の中、ひとりで悩み「生きる力」を失いそうになった時
ボランティア団体
電話 022-718-4343
年中無休

仙台グリーフケア研究会

地震・津波に関するこころの相談ホットライン
精神看護学教員
電話 080ー3326−5612
09:00−21:00

福島いのちの電話

不安や孤独の中、ひとりで悩み「生きる力」を失いそうになった時
ボランティア団体
電話 024-536-4343
10:00−22:00 年中無休

東日本大震災心の相談電話

日本臨床心理士会・東日本大震災心理支援センターにて相談窓口開設
電話 0120ー719−789
19:00−21:00 月、火、木、金曜日のみ

東日本大震災支援者ホットライン 日本精神衛生学会(東京)

災害の支援活動に従事しておられる方々を対象とするホットラインを開設
臨床心理士・保健師・精神保健福祉士・精神科医師など心の専門家
電話 0120-111-916
14:00−20:00

日本産業カウンセラー協会(東京)

被災者やその家族を対象にした相談窓口「心の無料電話相談」を開設
電話 0120ー216−633
13:00−20:00 日、休日含め毎日

産業保健推進センター、勤労者予防医療センター(東京)

被災地域における住民からのメンタルヘルスに関する相談窓口のフリーダイヤルを開設
電話 0120ー226−272
09:00−12:00
 13:00−17:00 平日
電話 0800ー100−6700
14:00−20:00 平日

日本いのちの電話連盟(東京)

発信は岩手、宮城、福島、茨城の4県限定。
電話 0120ー556−189
13:00−22:00(毎月10日を除く)
電話 0120ー738−556
08:00−翌日08:00(毎月10, 11日のみ)

日本精神衛生学会(東京)心の相談緊急電話

日本精神衛生学会では、日本臨床心理士会、日本電話相談学会等と協力
臨床心理士・保健師・精神保健福祉士・精神科医師など心の専門家
電話 03-3813-9960

放射線医学総合研究所(千葉)

放射線被ばくに関して研究員が相談に応じるホットラインを開設
電話 080−2078−3307080−2078−3308
電話 090−4836−9386090−5582−3521090−7408−1074090−8591−0735
08:30−00:00

地震発生一か月後位に、大人同様、こどもにも変化が現れるかもしれません。
悪い夢を見たり、 ちょっとしたことで怒ったり、怖がったり、突然悲しくなったりすることがあります。
怒り、不安、恐怖、悲しみという思いを当然のことなのだと、やさしく受け止めて、普通ではしないような行為を叱らず、そういうこともあるものだと、いたわってあげてください。
こどもがこどもらしくいられる時間をつくって、ゆったり抱きしめるように支えてあげることも大切です。
避難所生活で日頃のリズムを取り戻すのは困難でしょうが、できるだけスケジュールを作り、食事、散歩又は軽い運動、睡眠などの生活環境が安定するように試みることを、シェアベック=へルムズ博士はすすめられました。
忙しく何かに励んだあと、休養を取って、リラックスすることも必要、そして何より、自分で気分が良くなることをすることもおすすめします。
シェアベック=へルムズ博士は、なるべく他の人と過ごし、一人にならないことを強調されています。
何かを書くことも良いらしいです。どうぞここのコメント欄をご自由にお使いください。
あなたが苦しい時に、ひとりで悩まず、他の人に相談することは恥ずかしいことではないことを知ってください。

 

宮城県仙台市 児童相談所

「被災児童の保護に関する相談」「子どもの心のケアに関する相談」
中央電話 022-224-1532
08:30-17:15 平日
北部電話 0229-22-0030
08:30-17:15 平日
東部電話 0225-95-1121
支所電話 0226-21-1020
休日電話 080-2807-8798(土日祝日専用ダイヤル)

災害後のこどものこころ電話相談室

東京都立小児総合医療センター 児童精神科医師、精神保健福祉士、臨床心理士による子ども向けの電話相談窓口
幼児(3歳前後)から高校生までの被災者及びそのご家族
電話 0120-556-465
09:30-16:30 平日(休祝日、年末年始を除く)

東日本大地震・津波で親を失った子どもたちへ

あしなが育英会 東日本大地震・津波緊急対応本部
電話 0120-77-8565