福島県南相馬市で3日、震災犠牲者の慰霊祭があり、約千人が参列した。

津波で亡くなった松平孝行さん(当時47)の遺影を抱きしめていたのは、一人っ子の征久君(4)。式典の途中、遺影に向かって「パパ」と呼びかけていた。6月25日に仮設住宅に入居するまで、母親らと福島市などで避難生活を送っていた。墓は警戒区域内にあり、納骨もできないという。

写真の「パパ」抱きしめて 福島・南相馬で慰霊祭 2011年7月3日 朝日新聞