東日本大震災から半年を前に、459人の死者・行方不明者が出た福島県相馬市で10日、犠牲者を悼む合同慰霊祭があった。

遺族代表でお別れの言葉を読んだ中学2年生の阿部彩音さん(14)は、亡くなった父健一さん(当時39)に向けて「私以外にも親を失った子どもたちがたくさんいる。私は保育士になる夢のため、勉強を続けて大学に行きます」と誓った。

漁師だった健一さんは消防団の副分団長として避難誘導のために港に向かい、津波に襲われた。

福島で合同慰霊祭 被災の中学生「父いない実感ない」 2011年9月10日 朝日新聞